別居中の婚姻費用分担が否定されたケース

ケースの概要

 

もともと仲がそれほど良くなかった夫婦でしたが、夫が精神疾患と診断され、入院が必要となった際、妻は夫の入院手続をすることなく、一方的に家を出て、別居をしました。

 

この場合に、妻から、別居中の婚姻費用の分担が夫に対して請求されました。

 

 

解決状況

 

妻からの婚姻費用の分担の請求は、妻が一方的に別居を強行したこと、この夫婦に妻の別居をやむを得ないとするような事情は認められないこと等を理由にして、否定されました。